1泊2日の行程で釜山に行ってきました。
釜山に行くのは、これが3回目。
過去2回は飛行機(大韓航空)を利用しましたが、今回は、急に思い立った旅ということもあり、比較的簡単に予約が取れたJR九州の高速船・ビートル(以下「ビートル」)を利用しました。
博多港から釜山港までわずか2時間55分、、、思い立ったらすぐに行ける外国、、、「ちょっとそこまで!」みたいな感覚で行ってきました。
ー 目次 ー
1 博多港国際ターミナル
1-1 マイカーで博多港国際ターミナル
1-2 チェックイン
1-3 ターミナル利用料
1-4 ビートルの座席
1-5 両替
1-6 2階待合室へ
1-7 モバイルWiFiのレンタル
1-8 手荷物検査へ
1-9 出国手続きを終えて免税店へ
2 ビートルに乗船
2-1 乗船
2-2 船内の様子
2-3 出航
2-4 船内販売
2-5 船酔い 〜 揺れ具合・船酔いは?
2-6 釜山港に到着
3 その1のまとめ
土日の一泊にもかかわらず、ビートルの往復乗船券とホテル代込みで、20,000円弱という安さでした。
ちなみにビートルの正規料金は、往復で24,000円ですから、、、、ただ、探せば、さらに安いチケットやツアーがありますので、根気よく探してみましょう!
今回は、完全フリーの旅でしたので、パックツアーのように、お土産屋さんや観光名所へ案内されたりなどの拘束がなく、自由時間をたっぷりと堪能することができました、、、これが何より嬉しかった。
博多港国際ターミナル
博多港国際ターミナルへはマイカーで行きました。
電車とバスを乗り継いで行くのもいいんですが、おみやげ(においの強いキムチや大量に購入予定の韓国のり等)のことを考えると、「電車に乗って帰るのは少し厳しいか?」、、、と思い、マイカーを利用した次第です。
博多港国際ターミナルは、福岡都市高速道路の築港出口、または東浜出口からとても近く、また、駐車場がターミナルの真ん前にあるので、マイカー利用も選択肢の一つです。
また、電車を利用する場合、道路が混んでいなければ、西鉄天神駅やJR博多駅からタクシーで10分、バスでも15分くらいで着きます、、、福岡都心と直結しています、、、おみやげのことなんかを考えなければ、電車利用もアリです。
↓ ターミナルの真ん前にある駐車場、153台駐車できます。
出航時間は午前9時なんですが、、、午前7時30分にターミナルに到着。
座席指定の関係で早く着きました、、、詳しくは、後半で、、、。
到着が早かったので、駐車場はガラガラでした。
なお、駐車料金は1日駐めても、1,000円です。
万が一、ターミナル正面の駐車場が満車でも、道路を挟んですぐ前に、もう一つ駐車場があるので安心です。
↓ 博多港国際ターミナルの入口です。
正面玄関を入ると直ぐにチェックインカウンター(↓)があります。
看板にBEETLEの文字がありますのですぐに分かります。
↓ 下の写真、朝、早かったので人もまばらですが、出航時間が近づくにつれて混雑が始まりますので、なるべ早くチェックインした方が良いと思います。
ネットで予約していたビートルのチケットを、このチェックインカウンターで受け取り、合わせて燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ1,900円)を払います、、、。
なお、釜山から福岡へ帰国する際の燃油サーチャージは、1,300円くらい(はっきり覚えていない!)でした、、、以上、2015.02.11現在の価格
↓ ビートルのチケットです、、、航空機のチケットと同じような作りですが、機械を通すことも、機械にチケットのバーコードをかざすこともありません。乗船の際に係りの人に提示するだけです。
博多港国際ターミナルでは、ターミナル利用料を支払わなければなりません。
正面玄関入って左側に自動販売機がありますので、500円を投入して利用券を購入します。
利用券は、出国手続場に移動する際に、乗船チケットとともに、係りの人に提示しなければなりませんので、必ず必要です。
↓ 入口を入って直ぐ左手にある自動販売機
↓ 利用券・・・待合室を出るときにスタンプが押されます。
ちなみに、釜山では、ターミナル使用料を払いませんでした、、、?
※訂正 ~ ターミナル使用料については、私の勘違いで、妻が支払っていました。もちろん燃油サーチャージもです。
①1階と2階で座席の構成が異なる
ビートルの座席の構成は、1階と2階で異なります。
下の船内の図面を見ていただくと分かりますが、
例えば窓側の座席 ・・・ 1階は3席、2階は2席
で構成されています。
同行者の人数によって1階と2階の利用を使い分けてもいいかもしれません、、、つまり、2人旅であれば2階の窓側、3人旅であれば1階の窓側、4人旅であれば2階の窓側、、、というようにすれば同行者がまとまって座れます、、、。
2人旅なのに3人がけに座ると気を使います(⌒-⌒; )
1人旅であれば、どこでもOKですが、、、。
なお、2階の進行方向に向かて左の窓側のシート(黄色の席)は、女性優先シートとなっていますが、ご夫婦など、どちらか1名が女性であれば、男性も座ることができますので参考まで!
※参照:JR KYUSHU JET FERRY 船内設備について
②座席指定
私は、妻と2人の旅でしたので、できれば窓側の2席を確保したいと思っていました。
チケットの入手は、インターネットで行いましたが、航空機のように事前に座席指定ができませんでした。
座席指定は、チェックインの際に行うこととなっているようです。
冒頭に書きましたが、早めに博多港に着いたのは、希望の座席(窓側の2席)を確保するためでした。
※図面にあるサービスステーションは、現在ありません。
③船酔いする人はどの席に座るべきか?
揺れ具合は、船酔いする人には重要な問題です。
結論から言うと、最も揺れを感じにくい座席位置は、1階の中央部分の席だそうです。
振り子の原理からすれば当然ですが、、、(*´ω`)
窓際に座っても、見えるのは、ひたすら海だけです。
飛行機のように離着陸時に、景色を眺めることもありませんので、、、。
★船の揺れの様子については後半に動画を掲載しています★
チェックインカウンターのすぐ横で、両替ができます。
申込用紙が置いてありますので、それに住所と名前、両替をしたい日本円の金額を記入し、受付に提出すれば、あとはお店の人の指示に従って必要事項を記入していくだけです、、、直ぐに終わります。
なお、釜山に行けば、交換レートさえ気にしなければ、ホテルのロビーを始め、いたるところで両替ができます。
チェックイン等、必要な手続きが終わると、チェックインカウンターの前にあるエスカレーターで2階へ上がり、出国手続きの案内を待ちます。
↓ 2階待合室、、、売店があり、サンドイッチやおにぎり、お弁当、お土産などが販売されいます。
1泊2日の妻と2人の”のんびり旅”なのでモバイルWi-Fiは持参しないつもりでした。
しかし、博多港ターミナルで、チェックイン等をすませ2階の待合室に上がってみると、モバイルリンクスという会社が、1日600円という安価でモバイルWi-Fiを貸し出しているではありませんか、、、。
手続きも簡単、、、申込用紙に、住所と電話番号を記入するだけ、、、使用料も「600円なら安い!」と思い、即レンタルしました(-_-;)
設定も簡単、、、スマフォのWi-Fiをオンにすると、自動で受信するので、あとは、パスワードを入れるだけです。
ちなみにモバイルWiFiは、胸ポケットに入れていても気にならないほど、小さくて薄いサイズでした。
4台まで接続可能とのことでしたので、妻と2人で使用!
韓国国内で充電できる充電セットも付いていましたので、借りた日、まる1日使用し、夜、ホテルで充電しました。
返却も楽でした、、、博多港ターミナルの1階に返却ボックスがありますので、そこに入れておしまいです。
※モバイルリンクスの社員さんの話によると、現在キャンペーン中とのことでした。
※600円の価格設定と、待合室にお店を出しているかは事前にご確認ください。
飛行機に乗る際にお馴染みの金属探知ゲートを通るボディチェックと手荷物のX線チェックですが、、、、博多港では一切ありませんでした。
検査場をすんなり抜けられるのは、楽といえば楽なんですが、、、
「ほんと、コレで大丈夫?」なんて気持ちもあったりして、、、
しかし、その一方で、なぜか釜山港について入国審査を受ける直前に、手荷物のX線検査などがありました。
ビートルの定員は約200人ですし、同時間に出港予定の船はありませんので、出国手続きは直ぐに終わります、、、飛行機のように出国手続きに時間がかかるようなことはありません。
出国手続きを終えると免税店があり、そこで買い物をしてもOKですし、そのまま乗船もできます。
ガラス越しになりますが、免税店からはビートルの全体を見ることができます、、、ビートルの全体を撮影できるのは、多分この位置だけだと思います。
↓ 免税店からビートルまでホント近いです。
↓ 乗船すると直ぐ左手に2階に上がる階段があります。
↓ 2階の様子です、、、早く乗船したので、お客さんはあまりいません。
↓ シートは、飛行機よりゆったりしていて、柔らかく座り心地が良いと感じました。
↓ 中央には、大型スクリーンがあり、韓国映画を上映していました、、、釜山からの帰国時は、日本映画でした。
↓ 飛行機と比べると、足元がとても広いのが嬉しい、、、私、身長171cmです、、、余裕で足が伸ばせます、、、楽~!!この写真(↓)は、座席に座って、足を必死で伸ばしているところを撮影したものです(-_-;)、、、足元、余裕です。
福岡タワー、ヤフオクドームがかすかに見えます。
窓ガラス越しなので、ジェットホイールが巻き上げる水しぶきがガラスに付き、写真が少し見づらいですが、、、。
以前は、船内に売店があったそうですが、現在は、ワゴンサービスになっていました。
列車の中のワゴンサービスと同じです、、、さすが、JR九州のビートルです!
↓ ワゴンサービス、免税品のメニューです、、、クリックすると大きくなります。
ビール150円、、、安いです、、、。
※2018.8.26時点、ワゴンによる販売は行なわれておらず、乗客から注文を受ける方式に変更になっていました。
釜山に着いて、お昼を食べるまで飲まないつもりでしたが、つい誘惑に負けて飲んでしまいました、、、(-_-;)
まだ、午前9時20分だというのに、、、。
しかし、船内のいたるところから、プシュ、プシュという缶ビールを開ける音が聞こえていました。
皆さん旅の解放感に浸っているんですね~、、、これだから、列車や船の旅はイイんですよね~!
私、早起きしてあれこれと準備をした疲れと、酔いも手伝って、1時間ほど熟睡してしまいました。
私、はっきり言って乗り物に弱い方です、、、飛行機でも酔うことがあります、、、というわけで、飛行機や船に乗るときは、毎回、酔い止めを服用しています。
ビートルは、比較的揺れないと聞いてはいましたが、今回も念のために酔い止めを飲んでおきました。
服用した酔い止めは、、、コレ(↓)です。
◆乗ってみた感想
結論から言うと、酔い止めは必要なかったかもしれません。
2階席なので揺れは、覚悟していたんですが、今思うと「ゆりかご程度の揺れ?」くらいの感じでした。
往路の波高は、1.5m、復路の波高は2.5m〜3mとのことでしたが、往路、復路ともに船酔いしませんでした。
酔い止めの効果もあったものと思いますが、、、。
飛行機のような騒音もなく、大変快適な船旅でした。
◆船内を歩き回った
写真撮影等するために船内を歩き回りました。
船酔いを防止するためには、本当は、動き回らず、状態を低くして、じっとしておくのが最も効果があるらしいのですが、今回は、余裕で船内を歩き回り、こんな(↓)ビデオ撮影もしました。
動画を見てお分かりになると思いますが、本当に揺れが少ないです。
この動画は、iPhoneを両手で支えて、仁王立ち\(^-^)/になって撮影していますが、揺れが少ないと思いませんか?
騒音も飛行機よりずっと静かでした。
耳栓を持参していたんですが、全く必要ありませんでした。
窓の外の波の動きを見ていただくと分かるんですが、凄いスピードですね。
◆こんな画像も
もちろん、デッキなど船外には出られません。
船内の後方から窓ガラス越しに撮影しました、、、迫力満点でした。
日の丸がはためいて、イイ感じです。
釜山港です。山手に高層住宅が立ち並びます。
↓ 右奥に見えるタワーが、釜山タワーです。
↓ 下船後、長い通路をしばらく歩きます。
↓ 下りのエスカレーターがあったりします、、、キャスター付きの旅行バッグにはありがたい!
博多港を出るときは、金属探知用のゲートを通ることも、荷物のX線検査もなかったんですが、釜山では、入国手続き前にこうしたチェックを受けました。
帰国後、妻と話しています、、、次に釜山に行くときも、ビートルにしようと、、( ^ω^ )
揺れ、騒音、居住性、船内サービス、、あらゆる面で満足できる船でした。
釜山到着が正午で、下船後、早速、昼食、市内の散策、買い物、、、と続いた訳ですが、船内でゆっくりできたお蔭で、下船後の行程がとても楽でした。
初めての船旅でしたが、快適な時間を過ごすことができました。
JR九州さん、ありがとうございます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
釜山旅行記《その2》はココ(▼)からどうぞ!
こんな記事(▼)も書いています!
※記事中の価格等各種情報については、記事公開時のものですので、よろしくおねがいします。
コメント
初めましてビートルで韓国旅行と検索したらブログがありましたので、拝見しました!釜山にビートルで行きたいと思ってたので詳しく写真付きで説明して頂いてるのでとても参考になりました
“yumi”さん、初めまして。
コメントありがとうございます。
私は、船の旅は少々苦手でしたが、ビートルだとOKです。
ブログにも書きましたが、揺れも、騒音もあまり気になりません。
また、船内、座席が余裕のつくりなので、気分もゆったり、のんびりの船旅ができます!
楽しい釜山の旅になることを心よりお祈りしております。