【博多駅を散策】その5〜出張帰りに乗ったエヴァンゲリオン新幹線 ~ エヴァンゲリオンに立ちはだかる大人の事情とは?

今回は、博多駅には直接関係のない記事ですが、、、

JRつながりというこで、シリーズにしているタイトルをそのまま使用しました。

山口に出張したときの話です。

会議が予定より早く終わり、帰りの新幹線の時間を調べていたところ、

丁度、エヴァンゲリオン新幹線(以下”エヴァ新幹線”)に乗車できることが判明、、、

・・・エヴァンゲリオンについては、有名なアニメというくらいしか知識がない・・・つまり、特にエヴァ新幹線に乗りたかったというわけではないんですが、、、エヴァ新幹線が、

・1日に1往復(博多駅と新大阪駅間)しか運行されていないこと

・今年の5月で運行が終了すること

などもあり、また、せっかくの機会でしたので、向学(一応知識として)のためにと思い乗車してみました。

そこで、意外に思ったことが数点ありましたので記事にしてみました。

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普通に乗れる?

エヴァ新幹線は、特別仕様なので、乗車するためには、特別の切符や予約が必要、、、などと勝手に思っていたんですが、、、

なんのことはない、普通の切符で乗れるんですね、、、

また、切符には「自由席」もあり、当日の購入も可能でした。

乗車して、周囲を見回しても、エヴァ新幹線が目的で乗っている人は、ごく僅かのようで、、、大半のお客さんは、ただ新幹線を利用しているだけ、、という人ばかりでした。

また、エヴァ新幹線は、「のぞみ」のように博多駅と新大阪駅を短時間で結ぶ列車ではなく、各駅停車の「こだま」です、、、よって、山陽新幹線の全ての駅に停車します。

▼赤い枠内がエヴァ新幹線の時刻(上り)です。

つまり、どこの駅からも乗れ、どこの駅でも降車できます。

これは、もちろん多くのファンの方に気軽に乗ってもらいたいとの配慮だと思います。

時間をかけてゆっくりエヴァ新幹線を堪能したいファンには、堪らないと思います。

エヴァンゲリオンにも大人の事情
 
大人の事情〜その1

エヴァンゲリオン新幹線を謳っているのに、車体をよくみると、“エヴァンゲリオン”の表示は一切ありません。

ボディに表示された文字は、“500 TYPE EVA”という文字のみです。

▼ボディに記されたこのロゴだけです。

ボディのカラーリングもエヴァンゲリオンに限りなく近いが、そのものではない、、らしい。

▼カラーリングもこんな感じ、、、詳しい人が見れば違いがすぐに判るとのこと、、、私には違いが全く分かりません。

なぜ、エヴァンゲリオンをアピール、強調できないのか、、、、

その理由は、屋外広告物条例が関係しているとのこと

山陽新幹線は、運行距離が600km以上あり、多くの自治体を走り抜けます

各自治体には、屋外広告物条例があり、屋外で表示される広告には厳しい規制が設けられています。

また、その条例は、自治体ごとに異なりますので、もし、”エヴァ新幹線(500TYPE EVA)“が広告物と見なされれば、全ての自治体の規制をクリアしなければならなくなるというわけです。

そこで、広告と見なされないデザインを検討した結果、現在走っているエヴァ新幹線のデザインになったというのが実情のようです。

なので、カラーあたりもよく見ると、もエヴァンゲリオンのものとは、若干異なるとのこと。

エヴァンゲリオンにも「大人の理由」が大きく立ちはだかっていました。

▼参考動画

 
大人の事情〜その2

エヴァ新幹線は、山陽新幹線(JR西日本)が運行しています。

運行は、博多駅と新大阪駅の間を1日1往復で、

【上り】こだま730号 

博多 6:40 ⇒ 新大阪 11:14

【下り】こだま741号 

新大阪 11:29 ⇒ 博多15:39

となっています。

で、この発着の時間をJR九州JR西日本交通新聞社がそれぞれ発行する時刻表(▼)で確認してみると、その記載の違いに気づきます。

▼画像左からJR九州JR西日本鉄道新聞社の時刻表(職場のやつを一時拝借(^^)/)

とりあえず、エヴァ新幹線の上り列車(博多発6時40分「こだま730号」)をチェックしてみました。

JR西日本交通新聞社の発行する時刻表には、

500 TYPE EVA」車両で運転

との補足、つまり、「こだま730号」がエヴァ新幹線の運行に関する記載があります。

~ 前述のとおり、エヴァンゲリオンの文字は見当たりません ~

しかしながら、JR九州の発行する時刻表には、エヴァ新幹線に関するこうした記載がないんです。

画像でご覧ください。

▼まず、JR西日本の時刻表〜EVAの記載があります。

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交通新聞社の時刻表〜EVAの記載があります。

JR九州の時刻表〜EVAの記載はありません。

エヴァ新幹線は、山陽新幹線(現・JR西日本)全線開業からが40周年を記念して始動したプロジェクト、いわば自社(JR西日本)をアピールするための車両ですから、JR九州が時刻表に載せないのはやむを得ない。

まあ、エヴァ新幹線に乗りたい人は、時刻なんかはネットで調査済みで、こうした紙の時刻表を開くこともないでしょうから、、、特に影響はないかもしれません。

車内アナウンスにニヤリ

博多駅に到着する直前に、到着等を知らせる車内アナウンスが流れますが、このアナウンスが、友達に語りかけるような雰囲気で、、、、

本日のご案内は、渚カヲルでした

また会う日が楽しみだね、、、

と、流れてくるではありませんか、、、。

車内では、特定の駅に到着する直前、または出発した直後、渚カヲル(声優:石田彰)による自動アナウンスを流しているようです。

※アナウンスは特定の駅でのみ流れるようです

私は、このアナウンスが流れたとき、下車する準備をしていたんですが、思わずニヤリとしてしまいました、、、「なかなか、お洒落な演出、JR西日本やるな~」、、、と(^^♪

下関駅は撮影のチャンス

エヴァ新幹線は、下関駅に到着すると、のぞみ等の追い抜きを待つ間、10分ほど停車するようです。

この間、エヴァ新幹線のドアは開いたままなので、自由にホームに出ることができました。

そこで、撮影のチャンス到来です。

乗客が数名、ホームに出て写真撮影をしていました。

▼車両の前方に見えるのは関門トンネルです。発車後、関門海峡の下を通って九州へ入ります。

8両編成ですので、先頭車輌を撮影して、最後尾まで余裕で移動できます。

パンフレットとステッカー

1号車は、展示室になっており、自由に入れます。

車内にはオリジナルのジオラマが展示されていました。

▼展示室がある1号車の様子…平日のせいか見学者は少ない。

中に入ると女性のパーサーがおり、パンフレットとステッカーを渡されました。

▼パンフレットとステッカーです。

職場にエヴァンゲリオン好きの人がいるので、その人に渡すつもりです。

車内の様子
 
車内の様子も撮影しました
 
車内もエバンゲリオン仕様になっていますが、やはりエヴァンゲリオンの文字はどこにもありませんでした。
 
▼シートもエヴァ仕様です。
 
 
おわりに
 
たまたま乗ることになったエヴァ新幹線、、、
 
エヴァンゲリオンのファンでも、乗り鉄でもないんですが、出張帰りの僅かな時間、写真を撮ったり、展示室を見たりと楽しいひと時を過ごすことができましたが、、、
 
一言、、、エヴァンゲリオンを謳っているにしては、少し物足りない、、、というのが私の正直な感想です。
とはいうものの、列車が各駅に到着するたびに、スマホを構え撮影する人たちに遭遇しましたので、やはり人気はあるようです、、ネ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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