
カートリッジとコンバーター
▼ラミーサファリのコンバータ
赤い部分を回すと、中の黒い軸が上方に移動し、インクを吸い上げるようになっています。
博多駅の丸善書店で購入
価格は、864円(税込み)、、、小さくて、プラスチック製なんですが、精密に作られているためでしょうか?結構、高い!
まあ、頻繁に売れるものではないでしょうから、、、需要と供給のバランスを考えると、妥当な価格かも、、、
それにしても、箱無しのバラで販売されていました。
ちなみに、ラミーサファリのカートリッジは5本入って540円(税込み)です。参考まで
確かに価格が気になりますが、万年筆を頻繁に使用する人にとって、ランニングコストの面から、やはりコンバーターを使用することになるんでしょうか。
冒頭に記しましたが、プレジールには、コンバーターの設定はありません。
1,000円の万年筆なので仕方がないことかもしれません、、、
手軽に使える万年筆ということを考えると、やはりインクは、カートリッジ式になるのでしょうか?
▼画像の下の方にあるのがインクカートリッジです。カラーも豊富です。

で、プレジールでコンバータが使えるか、、、一応、東急ハンズのスタッフの方に調べてもらいました、、、その結果、
コンバーターを使用できないこともない
との回答を得ました、、、が、微妙な表現です、、「できないこともない。」
これは、やはり、「自分で試してみる以外ない!」との結論に
価格を聞いたところ、540円(税込み)
540円ならダメ元、、、ラミーサファリの864円(税込み)と比較してもリーズナブル!
ものは試しにと、購入してみました。
▼プレジールのコンバータです。
上の方の黒い部分を回すと、中の黒い軸が上方に移動し、インクを吸い上げるようになっています。
ラミーサファリのコンバータは、箱なしのバラ売りでしたが、プレジールは箱入りです。
結論は、
「使わないほうがよい!」、、、です。
※訂正 2018.04.12 「使えないことはない」
使用にあたっては自己責任でお願いします。
結論は、お店の方が言うよに、否定も、肯定もしない、、、グレーの状態です。
一応、試してみました、、、その状況です。
❶インクの吸上げは問題なくできました、、、インクはパイロット製を使用
❷吸い上げた後、首軸(握る部分、透明の部分)の部分を見たところ、インクが漏れて、インクがたまりました、、、これは、多分、コンバータの差し口のサイズの問題ではないかと思いました、、、インクが溢れていました。
▼首軸(握る部分、透明の部分)にインクがたまり、黒くなっています。「追記」これは、万年筆の仕様であり、正常な状態のようです・・・詳細は、以下の「追記」に記載しています。
▼カートリッジをさした場合は首軸は透明のまま、、、インクは漏れていません。綺麗な透明です。訂正:これは、ただインクが溢れていないだけのようです。
※追記 2018.04.12
首軸の部分(透明の部分)にインクが染みているのは万年筆の仕様のようです。
温度や気圧の変化によってカートリッジ内にある空気の体積が膨張した時にインクが漏れ出さない仕組みとのこと
透明の首軸の内部を見ると、沢山のフィンがありますが、ここに余分なインクを一時的に貯めておき、筆記時にこれが消費されるようです。
プレジールの首軸の部分が透明なので見えて気になるだけで、大半の万年筆にはフィンが設けられているそうです。
私、首軸が透明の万年筆を使用したことがなかったので、この仕組を知りませんでした。
大変勉強になりました。
なので、お店の人が説明したように「コンバーターを使えないことはない」(使えるとも、使えないとも断言できない状態)が正解でしたが、、、
やはり、首軸に溜まったインクの量をみると、溢れ出さないか心配になります。
※コンバーターを使用するか否かは、自己責任でお願いします。
現時点、筆記中に漏れて、ノートや手(指)を汚したというようなことはありませんが、首軸にたまったインクを見ると、いつか漏れて、書類を汚しそうな気がして怖いです、、、
しかし、折角の機会ですので、暫くコンバーターを試してみたいと思います。
その結果は、後日、ブログでアップします。
コメント
Tackgoさん
またまた面白い実験をされたのですね。
確かにコンバーターでインクを吸い上げる作業は手間暇かかります。
けれど、毛筆で例えるなら墨をする作業と同じで、取り掛かる前の精神統一みたいな感じがします。
食器で言えば、銀のカトラリーを使うのと似ている。ステンレス製なら雑な手入れでも充分ですが、銀だと”磨く”作業に手間暇かかります。
真の贅沢とは手間暇かかるもの、そう聞いたのを思い出しました。
PLAISIRの試し書きアドバイス、ありがとうございます。
ステーショナリー・フリークとしては是非試したいところです。
いつも興味深い記事を披露して頂きありがとうございます。
Tackgoさん
早速プレジールを買いに行きました。
グリーンにしましたが、手帳のグリーンと明度も彩度も全く同じです。
黒いインクです。
英文筆記体を書くことが多いのですが、スラスラと気持ちよく書けます。
ただ、ラミーを愛用しているので、違いについて少し気づきました。
先ず、開け閉めする際プレジデールはキャップが固いように感じます。
その点ラミーは余分な力を加えずに楽に開け閉めできます。
次は持ち具合。プレジデールは何の変哲もありませんが、ラミーは親指と人差し指がうまく収まるように多面体となっています。
これらのことはプレジデールを使ってみて初めて気がつきました。
でも、どちらも価格を考えれば大変な優れものだと思います。
ボールペンと比較して、万年筆の文字は美しいですし味があります。
今後も楽しい記事を楽しみにしています。
ラミーサファリの”首軸”の微妙なカットに指が慣れていると、プレジールの丸い形状の”首軸”に若干違和感を感じます。
後は、慣れでしょうか?プレジールを使い始めて少し経ちましたが、やはりコストパフォーマンスに優れた製品だと感じています。
なお、記事中に「プレジールの首軸の部分にインクが溢れる」と記しましたが、これは万年筆本来の仕様のようです、、、勉強不足でした。
記事を訂正していますが、、、「コンバーターを使っても大丈夫!」と言えるかはにはやはり「?」が残ります。