Wordで文書を作成中、カーソルを移動させるために、
一回一回手を「矢印キー」に移動させるのは面倒、時間のロス、作業中断がストレス、、、
等と思われている方も多いと思います。
Wordは、ひと手間加えるだけ(簡単な操作)で、矢印キー(カーソルを上下左右に移動させるためのキー)を他のキーに割り当てることができます。
この設定により、
・ホームポジションから手を移動することなく
・画面から目を離すことなく
矢印キーを操作できるようになるので、仕事が捗ります。
今回は、その方法について解説します。
1 割り当てるキー
今回は、なるべく手を移動させないですむようなキーの割り当てを行います。
使用するのは、「Ctrl」キーと「I」「K」「J」「L」の4つのキーの組み合わせです。
イメージは、こんな(▼)感じです。
この組み合わせ(青色の線)で、右下隅の矢印キーの代用となるよう設定します。
例えば、「Ctrlキー」を押しながら「I」キーを押すことでカーソルの上移動ができるようにします。
割り当て方は、次のとおりです。
■カーソルの上移動(↑)~ CTRL + I
■カーソルの下移動(↓)~ CTRL + K
■カーソルの左移動(←)~ CTRL + J
■カーソルの上移動(→)~ CTRL + L
この設定だと、指の位置関係から直感的に押せると思います。
この設定の仕方を以下で説明します。
01 まず、Wordを立ち上げます。
Wordの画面で、「Alt」キーを押しながら「F」キーを押します。
02 左の方にある「オプション」をクリックします。
03 「リボンのユーザー設定」をクリックします。
04 ショートカットキー「ユーザー設定」をクリックします。
★★★★★・・・・・・
上下左右4つのキーを割り当てるわけですが、やり方は同じなので、ココからは、
カーソルの上移動(▲)に「CTRL + I」 を割り当てる設定
の仕方を見本として説明します。
★★★★★・・・・・
05 コマンド指定の項の
①「分類(C)」ボックスの「全てのコマンド」を選択
②「コマンド(O)」ボックスの「LineUp」を選択
します・・・コマンドは、アルファベット順に並んでいますのでスクロールすればすぐに見つかります。
※現在のキーは「Up」になっています。
06 キーストロークの指定の
③「割り当てるキーを押してください(N)」
の欄にカーソルを合わせ、キーボードで
「Ctrl」キーを押しながら「I」を押す
と「Ctrl+I」が入力されます。
続けて、
④「割り当て(A)」
をクリックします。
07 キーストロークの指定の「現在のキー(U)」ボックスに「Ctrl+I」が表示されました。
これで、「Ctrlキー」を押しながら「Iキー」を押すことでカーソルの上移動ができるようになりました。
09 カーソルの下、左、右への移動についてもやり方は同じです。
■カーソルの下移動
コマンド指定の項の
①「分類(C)」ボックスの「全てのコマンド」を選択
②「コマンド(O)」ボックスの「LineDown」を選択
■カーソルの左移動
コマンド指定の項の
①「分類(C)」ボックスの「全てのコマンド」を選択
②「コマンド(O)」ボックスの「CharLeft」を選択
■カーソルの右移動
コマンド指定の項の
①「分類(C)」ボックスの「全てのコマンド」を選択
②「コマンド(O)」ボックスの「CharRight」を選択
「Ctrl」キーを押す際は、多分、小指を使うことになりますが、押す際、指を伸ばしたままだとだとかなり窮屈です。
私は、小指を折り曲げて、関節の部分でCTRLキーを押すようにしています。
そうするとかなり楽に押すことができます。
練習すればすぐに慣れます!
▼こんな感じです、、、これはMacBookですが、、
その昔、PC用日本語ワープロソフト「一太郎」というのを使っていました。
非常に優れたソフトで、罫線を引く、表を作成する。、書式を設定する、、、等の操作が簡単に行えました。
現在、販売されているようですが使っている人を見たことがありません、、、iPhone除くく、、、
日本語に特化しているソフトのため、レイアウトも崩れることなく、文章も綺麗にできあがるソフトでした、、、Wordはレイアウトに苦労しました。
こうしたことから、WindowsPCにWordが標準でインストールされていても、一太郎を使い続けていましたが、世の中にパソコンが普及するにつれ、文書のやり取りで互換性のない一太郎は、いつの間にか使えないソフトに、、、
で、現在は、Wordを駆使して仕事をしているわけですが、文書作成ソフトを一太郎からWordに移行して真っ先に行ったことが、今回記事にしたこの矢印キーの割付でした。
一太郎時代に最も便利な機能だと思っていましたので、、、
ただ、Wordでのこのやり方をなかなか見つけられず、苦労した思いがあったので、今回、図入りで解説させていただきました。
知っている方もいらっしゃると思いますが、知らない方のお役に立てれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。